たぶん日記。

へたくそなりにがんばって書いてます。

どうにもならないこと。①

 

なんだか書いておかなきゃいけないと思ったこと。

 

私のことがわかる人とか、私と夏会ったことがある人はわかるはず。

私は汗っかき。それも重度の。

手とか顔とかではなく、私は髪の毛がシャワーを浴びたように

ぐしゃぐしゃに汗をかいてしまう。

ちゃんと病院に行って調べたことはないからわからないけれど、

もしかしたら多汗症かもしれない。

小さい頃は何ともなかったのに、

小5ぐらいから一気に汗をかく量がひどくなった。

 

運動したり、夏になると、

頭からシャワーを浴びてしまったみたいに汗をかいてしまう。

「え、シャワーでも浴びたの?」とか、「今日プールの授業あったっけ?」

と思わず言われてしまうくらいひどい。

だけど、私はよく休み時間に男子の中に混ざって、

サッカーとかドッジボールとかしてる人、というかしたい人で、

から、汗をかきたくなくても、一緒にやりたくて仕方がなかった。

でも、小学生の時はクラスのみんなに恵まれて、

「今日もたくさん汗かいてんな、頑張ったもんなサッカー!」

なんて、私が言ってくれる人たちだった。

今思えばとってもありがたかった。

「汗っかきがどうした。

女なのにジーンズが泥だらけになってもボール蹴るために

突っ込んで来たりするお前はすごい。」

って男子たちから言われたことは、絶対に忘れないし大事。

 

だけど、中学1年の時、

私は汗が理由で拒絶されるようになった。

「気持ち悪い。」

「近づかないで。」

「触らないで。」

目の前で言われた。もちろん私の見えないところでも。

悔しくて悔しくて悲しくてつらかった。

何とかしたいのに、コントロールできない。

どうにもできない。なんで私は汗の量が普通じゃないのか。

悩んで悩んで悩みまくった。

汗っかきが理由で嫌われるなんて嫌で仕方がなくて、

汗処理を頑張るしかできなかった。

制汗剤シートで汗を拭いたりつけたりしても、

ひょっとして匂いがしてるんじゃないかと思って不安でしかなかった。

薬をもらえば治るのかもしれないと思って、

親に病院に行かせてくれと言ったこともある。

(結局行ってないけど)

どんどん汗っかきはひどくなってるような気がして怖かった。

汗っかきになってから、すぐ熱中症、脱水症状になるようになった。

夏が嫌いになった。

 

中学2,3年の時は、理解してくれる人が周りにいたから何とかできた。

「今日も大量にワックスつけてんなぁ(笑)」

なんてからかわれた。

それでも、中1に比べたら全然良かった。

汗を理由にその人たちは拒絶をしなかった。

受け入れてもらって嬉しかった。

1番驚いたのは、汗をかいた髪を嫌がらず触ってもらった事。

詳しく言うと、汗をかいた私の髪をとかしてくれた子がいて。

ある時、私の髪が凄いぼさぼさだった時、その子は、

「うわ今日も汗かいてんなぁ(苦笑)」

って言いながらだったけど、そいつは嫌がらず私の髪をとかした。

「いいよ私。というか汗をかいてるからやめたほうがいいよ。」

って断ったのに、そいつは嫌がらなかった。

それがどれだけ嬉しかったか。

そのあとトイレでこっそり泣いた。

その子は私にとって大切な友達です。

 

高校生に上がって、やっぱり汗の量には驚かれるし、引かれることもある。

裏で汗の量についてこそこそ言われることもあるし、

奇妙なものを見るようにじろじろ見られることもある。

熱中症と脱水症状になってふらふらになってるところを

通りがかった先生や友達に保健室へ何回も連行されたし、

汗を大量にかいているところを

じろじろ見られるのが嫌で保健室へ逃げたこともある。

ただ、保健の先生は味方でいてくれるし、

いつでもきていいよ、って言ってくれてるし、場所はある。

そしてもう割り切った。

何より、高校に上がってから、同じように悩んでいる子がいることを知った。

 

私と同じように汗っかきで悩んでいる子もいるし、

白髪がある事とか、髪色がもとから明るいことで悩んでいたりとか、

体臭とか、あとはLGBTについてとか。

それぞれ私とはまた違うどうにもならないことで、

悩んでいる子が沢山いることを知った。

私自身正直そこまで悩まなくてもいいのにと、思うのに、

すごくすごく悩んでる子が沢山いた。

あぁ、一人じゃないんだなって変だけど思えたし、

それを受け入れる人たちがいることがいるんだって思えたことが、

それ自体が嬉しかった。

 

それなのに。