この世界にアイは。
新年が明けて8日目の今日もあと約10分でさようならだなぁ。
8日目の今日も私は今日をちゃんと過ごせてたのかな。自信はないな(笑)
新年あけて1発目のブログの題名は壮大だけど、
これから書く内容のことは全く違うから安心してください(?)
そしてきっと今回もオチはありません。
私は読書がとても好き。本が好き。特に小説が。
今まで私が買った本は100冊を超えている。
本はもう棚には入りきらなくてあふれていて、
最近はもう置き場所がないから、自分の勉強机にも積み重なってきていて。
勉強スペースがだんだんなくなってきていて困ってる(笑)
これじゃあ勉強机の意味がないなぁと思うけれど、
きっと私はこれからも本を買い続けるんだろうからしょうがないかなって。
そう、私は本が好き。読書が好き。
でも、高校に入ってから私は本から遠ざかってしまった。
それはどうしようもなかったし、時間を読書に費やす暇もなかった。
じっくり本を読んで、本の世界に浸かる心の余裕もなかった。
書店に行って自分の好きな作家さんの新刊やポップを見て、
思わず手に取って買ってしまった本が、勉強机に積み重なっていくばかりだった。
だけど、高2後半になって、進路関係のことで市立図書館のボランティアに行ったり、学校図書館に出入りすることが多くなった。
そして合格して、少しだけ時間ができた。
だから私はまた読書を始めている。
前回のブログでは書かなかったけれど、実は今年の目標はもう1つあって、
それはできるだけたくさんの本を読むこと。
今まで勉強机の上にほったらかしにしてきてしまった本たちや、
ボランティアをしながら目星をつけてた面白そうな本たち。
そして、あとわずかな時間しかないけれど、
できるだけ沢山学校図書館にある本を読みたい。
だからここ最近は毎日本を読み、毎日昼休みに図書館に通い、
毎日本を借りてくるという生活を送ってる。
センター受けなきゃいけないし、勉強しなきゃいけないのもわかってる。
でも私は今読みたい。(これをうちの担任が知ったら絶対怒られる)
さぁここからが本題です。
※今回はとっても長いです。
毎回図書館から借りる本は2冊。
1冊読んだら1冊返して、新しくまた借りて、2冊目読んでまた返しての繰り返し。
毎日新しい本と出会いたいからそうしてる。
まぁそれはおいといて。
今年1発目に選んだ本は西加奈子さんの「I」
今までの自分なら絶対読まない本だし、読まない作家さん。
小説を読むことは好きだし、なんでも読むようにはしてるけれど、
それでも私にも本の好き嫌いとか、読みにくいというか苦手な本はあるし、
何度か自分にどうしても合わなかった本は何冊かある。
あとはよくテレビで紹介されてる本とかはわざと避けていた。
でも、今年はその避けてきた本も読もうと決めていた。
「サラバ!」とか「漁港の肉子ちゃん」でもよかったけれど、
「I」という本の題名と、インパクトのあるおもしろい装画に心が引かれた。
だから思い切って借りた。
で、1番伝えたい本の感想なんですが、
ここまででもうブログの文章相当長くなってるから、頑張って簡単に述べます。
すごい。
一言でいうならこれ。
あの、自分が語彙力がないことは自覚してるし、
もっとあるんじゃないかと私も思うけれど、
読んで1時間以上たった今でもこれしか思いつかない。
そのくらい余韻が凄い。
海の中をたださまよってる感じ。
残念ながら私は感情移入は主人公にできなかった。
文を読んですっきりとかはできなかった。
ただ、文から伝わってくる感情は強く強く伝わってきた。
今頭の中で、ずっとこの「I」という本から伝わってきたものを必死に考えてる。
というか、考えさせられてる。
本当はあまりこういうの好きじゃないし、
あらゆることを考えるのが止まらなくなってて今割と頭の中が苦しいんだけれど、
この感覚は嫌いじゃないと思えてしまう。
なんだろう、今こうやってブログを書こうと思ってしまったのも読んだからだし、
何か伝えたいと思ってしまったから今書いてるわけなんですが。
正直いうと私の好みには合わない。と思う。
まだ読むのは早かったかなぁとも思うし、
今後西加奈子さんの作品を読むか、と言われるとちょっと悩んじゃうんだけれど、
私にとっての西加奈子さんの初めての1冊が、
そして今年初めての1冊目が、これでよかったと心から思う。
うん。それはほんと。
今回のブログの題名は「I」の中で何回も出てくるキーワードです。
この言葉の意味も読めばわかるんだけど私の言葉で伝えるには一万字とかになっちゃうので止めます。とりあえずこの本を読んでほしい。
もっと本についてうまく伝えられたらいいんだろうけど、うまく伝えられません。
読めばわかります。この本を読んでほしい。
そしてなにを思ったのか私に教えてほしい。ぜひ。
余談なんですが、本の裏表紙を見たら寄付本で、
それも大好きな司書の先生からでした。
先生がこの本を読んだことにも興味がわいたし、
本を通じて先生と話をしたいことも見つけた。
先生はこの本読んでどう思った?なんでこの本を寄付しようと思ったの?
って明日聞いてみようかなぁ。