たぶん日記。

へたくそなりにがんばって書いてます。

さよならJK

前回のブログからめちゃめちゃいろんなことあって、書きたいんだけど、

今の気持ちを書きだしたいので書きます。

 

明日がついに卒業式です。

率直な感想として。

早かった。本当に。

3年間なんてあっという間だった。

 

私の高校は言っちゃ悪いけれどいたって普通の高校。

そしていわゆる自称:進学校

だいぶ癖のある先生方と、

不良少年少女がいない代わりにちょっと癖のある生徒ばかり。(ごめん)

ちょっとノリが悪いしむしろずれてるし、(ごめん)

本気になるべきところ、はしゃぐべきところではしゃげない。(ごめん)

プライド高いのかシャイなのか知らないけれどそこが苦手だった。

47分間授業という変な授業時間配分で、異様に課題は多くて。

これといった目立ったり秀でた部活は1つくらい。

校則も普通。他の高校より携帯使用のルールが厳しいくらい。

自販機もない。購買もない。

中学の時に思い描いていた理想のJK生活とはひどく遠い日々だった。

「なんでこんなに普通なんだろうか。」

ハイスクールミュージカルを見てはうちの高校と比べて悲しくなった。

(いやハイスクールミュージカルと比べるのは見当違いだけれど、何か面白いものはないのかと思っていた。刺激?が少ない高校だったように感じてた)

 

この高校に入って良かったか。

はい。とは素直には言えないけれど、

この3年間を振り返るとそんなに悪いものではなかったかなと思う。

1番はやっぱり部活。

憧れの8人の先輩たちと、優しく愛に満ちた先生方。

この人たちには出会えて本当に良かった。

この出会いは一生忘れないし宝物。

歌をより一層好きになれるきっかけの人達。

12人の個性豊かな後輩たち。

特に2年生には思い入れは強い。

沢山泣かせたし、困らせた。

でもその分私もいっぱい泣いたしいっぱいつらかった。

この野郎って思ったこともある。言わなかったけど。

毎日生きるのが苦しいくらい部活で悩んだけれど、

それを乗り越えられたのも結局彼らのおかげ。

ピアノをやってた時以上に真剣に音楽をやった。

そして、喧嘩はしなかったけど、

きっと私のことが憎くて仕方がなかった時があったのに、

やめようと思ったことがあったのに、

それでも最後までずっと隣にいてくれたあの子。

感謝しかない。

 

今の大学に進学が決まったのも正直この高校のおかげだと思っている。

進路指導をしてくれた先生が完ぺきだったのは自分の運の強さに感謝。

なんだかんだ言っていろんなつながりを持つきっかけもくれた。

行動したのは私自身だけど、そのきっかけをくれたのは高校。

 

この3年間

自分を傷つけてしまったことも、

生きるのがつらくなってしまったことも、

学校に行きたくないと思ったこともある。

保健室に逃げ込んで大泣きしたことは数えきれないほどある。

教室のあの空間がひどく息苦しくて仕方がない日もたくさんあった。

未だに自分は素の自分でいられてる自信はない。

誰かに嫌われないように。誰かの気に触らないように。

言葉を選んで、空気を読んで行動している自分が今もいる。

だけど、それをやめたいなって、

私は私だと、堂々としていたいと思えたのもこの3年間があったから。

 

「謙遜ばかりじゃなくて、言葉を選ぶより先に、

ありがとうをちゃんと言えるようになろう。」

って言ってくださった先輩。

「あなたの歌が好きよ。」

って泣きながら言ってくれた先輩。

「頑張るって言うな。あなたはもう頑張るな。」

って言ってくれた保険の先生。

「大丈夫だ、お前のことは好きだから。嫌いになんてならないよ。」

って通話で励ましてくれた友達。

「きっといけるさ。君が頑張ってきたのは知ってるよ。」

って言って微笑んでくれた司書の先生と進路担当の先生。

いろんな人に出会えた。

私テストで暗記するのは苦手なのに、もらった言葉とかは全部全部覚えてるの。

この人達からもらった沢山の言葉が今の私を作ってくれてる。

3年間でもらった、厳しい言葉も、優しい言葉も、苦しい言葉も。

今の私を作ってくれた。

 

全部全部この3年間で起こったこと起きたこと。

明日は多分泣かないけれど、

これが3年間の思い出って言葉だけで片付いてしまうことが

なんだかすこし寂しいなって。

そしてきっとこれを忘れてなくしてしまう日が来るのが

ひどく悲しいなって。

 

今はそう思う。